コロンボ計画
コロンボ計画とは南および東南アジアの協同的経済開発のためのコロンボプランの賂称。1950年1月、コロンボでの英連邦外相会議で提唱されたためにこの名称となりました。当初の参加国は英連邦諸国だけで、参加国のうちのアジア諸国、披援助国の生活水準向上のため食糧、運輸、動力や教育衛生などの開発を、イギリス、カナダ、オーストラリアなどが援助する6力年計画として発足しましたが、その後、期間を数度延長しています。被援助国も南アジア、東南アジアのほぼ全域におよび、また援助国として日本とアメリカが加入し、24力国が加盟国です。域内アブガニスタン、ブータン、ピルマ、カンボジア、セイロン、インド、インドネシア、イラン、韓国、ラオス、マレーシア、モルディヴ、ネパール、パキスタン、フィリピン、シンガポール、タイ、南ベトナム、域外のオーストラリア、カナダ、日本、ニュージーランド、イギリス、アメリカ。コロンボ計画には、資本援助計画と技術援助計画がありますが、全地域の一元的な開発計面があるのではなく、被援助国がそれぞれの開発計画を持ち、それに対して二国間の双務協定による援助を組入れる形をとっています。機構としては参加国閣僚級代表による協議委員会があり、年一回会合して計画運営の大綱を決めるほか、技術援助計画運営のため、コロンポに議会とその事務局が置かれています。

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